幼なじみ〜君の背中を追いかけて
樹は私の声で我にかえったのか、
私の手を離して、立ち止まった。
「ごめん…俺…つい…」
本当に申し訳なさそうに
私を見つめる樹。
綺麗な茶色いめは、うっすらと涙をうかべているようにもみえた。
そんな眼で見ないで…
樹の茶色く透き通った眼をみていると、何か、私のことをすべて見透かさてるような気持ちに襲われて、
私は反射的に眼をそらしていた。
そんな眼で謝られたらー…
どうすればいいかわからない。