幼なじみ〜君の背中を追いかけて




「有里」

「…っ⁉︎」

私がびっくりした理由はー
樹に抱きしめられていたから。



大切な物を抱きしめるかのように
優しければ、
離したくないと言っているかのように
力強かった。


「樹離して…っ」




私はなんとか離れようと必死に抵抗をする。
だけども樹は男子で。
私にはどうすることもできないぐらいの力だった。

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