幼なじみ〜君の背中を追いかけて
樹side
樹side
俺は馬鹿だ…
こんなことを有里に言っても
有里を困らせるだけだと分かっているのに。
だけど、有里が見せる一つ一つの反応が可愛くて愛おしくなってー。
もっと、みたい。って思うんだ。
ーそんな俺は本当にずるい。
本当は、分かっているのに、
有里を離したくなくて。
悠になんか渡したくなくて。
そんなのワガママだってこともわかってるけど…
それでも俺はー…
「樹…⁇」
有里が俺の顔を心配そうに覗き込む