幼なじみ〜君の背中を追いかけて
「有里…」
「えへへ。一人寂しかったから悠くんに会いにきちゃった。」
そう言ってニコッと微笑む。
「っ…」
その笑顔は…反則だろ…
どれだけ俺をお前一色にするつもりだよ…
「悠くん」
ぎゅっ
「有里?」
振り向くと、
俺のセーターの裾を掴んで
うつむいていた
「手、繋ぎたい…」
耳まで真っ赤にして、俺にそういった。
「っ…有里、反則だろ…」
「ええ⁉︎私、何もしてないよっ」
「可愛いってこと」
俺は自然に有里に手を伸ばし、
手をいわゆる恋人つなぎとかゆーやつで繋いだ。