幼なじみ〜君の背中を追いかけて
「っ…か、かわいくないもん」
「有里は誰よりも可愛い」
って…おれなんてくせぇ言葉言ってんだろ…恥ずっ
「ごめん、俺なにいってんだろなーはは」
「悠くんに言われると…お世辞でも、とっても嬉しいよっ…」
さっきと同様で耳まで真っ赤に染めて
俺の手をぎゅっと握り返してきた
この子はどれだけ
俺を、惚れさすのだろうか。
「悠くん…あのね…」
「ん?」
「わたしね…あのね…」
さっきとは違い
明るい表情から暗い表情に変わり、
深刻そうに俺に何かを伝えようとしている。
なんかあったのか…?
「やっぱり、部屋にかえってからにするね?」
そういいニコッと微笑んだ。