幼なじみ〜君の背中を追いかけて
「ゆり!危ないー!」
目の前の有里を守って、俺はー
みんなの声が、だんだん遠くなっていくー
ー…
「樹 おっきくなったら旦那さんになってね」
そう言って 侑里はお花の冠を作り
始めた
「うん、僕、侑里ちゃんの旦那になる!」
「ずっといっしょだよ」
約束したのに
「おとーさんおかあさん。」
二人共なくなってしまった
泣くしか泣くしかできなかった
「とうさんかあさんどこいったの。」
「樹くんだよね?今日からここが家だよ」
嫌すぎて病気もわかって逃げてきたんだ
有里有里有里。
有里に会えてほんとに良かった。
引っ越してなかったら
俺たちつきあえてたのかな。