幼なじみ〜君の背中を追いかけて
「有里心配かけてゴメンな」
「私のせいでごめんねごめんね」
「有里は悪くないから」
ガラガラ
先生が入ってきた
「藤井さんの体なんですけども
もう、生きてるうちに歩くことが
出来ないかもしれません」
まてよ、まてよ
もういつまでかわかんねぇのに
歩けねえってなんだよ
やめてくれよ
やり残したことあんだよ。
俺が有里を、この手で守りたいのに
なきたいのに、今泣いたら
有里に心配かけてしまう
「っ…ひく…」
「樹」
悠もしんぱいしてくれてる
「リハビリしたらいけるって
心配すんなよ」
と場をなごませた
「おまえリハビリとかゆうまえに」
「言うな」
俺は悠の言葉を言わせなかった
有里にだけは有里にだけは
しられたくない。