幼なじみ〜君の背中を追いかけて

「ごめんねじゃない」
「ごめんなさい」
「別に謝ることはないけど、あれは半分は
　大田のせいでもあるわけだし」
「ごめん」
どうしよう。
泣きそう。
ごめんね　
叱られて泣くなんて
子供みたい
でも、涙で地面が見えない

「有里」
さっきよりずいぶん優しくなった
悠くんの声


「落ちなくてよかったよ」
「悠くん…」
顔を上げると悠くんの優しい顔
「落ちたらどうしようかと思った」
「うん。ごめんね。」
「本当にお前は俺がいないとダメだな」
「うん」
小さく頷く
ダメだよ私。

「目、離せないし」
「うん」
悠くんがいないと、ダメだよ
だから、ずっとそばにいて
好きだよ悠くん