幼なじみ〜君の背中を追いかけて
こんなんいらん、って
言われたらどうしよう…
でも、きっと悠くんだったら
喜んでくれるよね。
「相変わらず、幸せそーね。あ、王子様のお迎えよ、ひかる♪」
「ほら」とドアの方に指をさし、
少し手をふる彩音ちゃん。
その指の方向をみてみると、
「ゆ、悠くんっ」
「有里、かえろ」
あれからも、毎日一緒に帰ってるんだけど、いつのまにか悠くんは帰る用意を終えて待っててくれたみたい。
私は悠くんに用意をしてなかったことを謝り、
慌てて帰る用意をする。
「じゃあ、彩音ちゃん、また明日ねっ」
私は帰る用意を終え、
彩音ちゃんに「ばいばい」と
言って、悠くんのもとにむかう。
「遅くなってごめんね」
「きにすんな。かえるぞー」