泣き虫王子と哀願少女


……こ……怖い……怖すぎるっ!!!



普段は笑顔が可愛い明里だが、ミーハーな一面に付け加え妙に頑固な部分まであるため、この状況になったら絶対逃げられない。



―― こうなったら仕方ない……。



覚悟を決めた私は、相変わらず鋭い眼差しをこちらに向けている明里に例の彼との出来事をポツリポツリと話し始めた……。


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