カーテンの中で先輩とキス



「え?…あ、はい」




正門の前で、あたしは頭を降る回転で起動させる




「じゃあ、教室行くから待ってて」




そう言い残して先輩は歩く方向を3年校舎に向け、少し振り向いて



「じゃ」



と、最後に言った




あたしの頭に残されたフリーワードを並べる




「放課後、教室で待ってて…」




一見普通な会話文だけど、あたしにはどうも意味深だ



別れ話とかだったらどうしよう…



変な空想が頭に這いずりまわる。




あたしは、しばし正門から教室に移動をすると言う思考がなくなっていた





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