好きなんだよ
「昨日はごめんな!親戚の家に行ったりして忙しくてさ」
見え見えな嘘をつく彼に私は
「昨日見たんだよ、圭吾のこと」
圭吾はハッとした顔をした
「あの子って圭吾と同じクラスの女の子だよね?どうゆうことなの?」
圭吾は何も答えない
「ねえ……何か言ってよ…」
私は涙が止まらなくなってしまった
「……………奈々ごめん」
えっ
「…けいご…?」
「奈々、俺正直に言う。好きな人ができたから奈々と別れたい」