好きなんだよ
「あっ奈々!どこ行ってたのよ~」
「ごめんごめん、圭吾に今日は一緒に帰れないって伝えてきたの」
美沙は納得した顔をし、私たちは遊びにでかけることにした
私たちが向かった場所はショッピングモール
2人で出かけるのは久しぶりだから楽しくてしょうがなかった
でもそんなときに嫌な光景を見てしまった私
「え…、圭吾」
私の目の前には今日仲良くしていた女の子と手を繋ぎ楽しそうに歩く圭吾の姿があった
「ん?奈々どうしたの?…えっ、あれって圭吾くん…」
美沙も気づいたらしく驚いた顔をしてた
「美沙ごめんっ今日は帰るね」
私は泣くのを我慢しながら美沙にそう言い放ち
人目も気にせず全力で走った