花火


「何を思うの?」

突然、後ろから聞こえた声に僕は驚き、目を見開きながら、後ろを振り返った。

そこに立っていたのは、君だった。

「何でもないよ」

そう言いながら僕は君の顔を見つめた。

君の顔を見ているとやっぱり癒される。

心が暖かくなる。

元気が出る。

いつか君のことを思い出した時に思うんだろうな。

僕は確かに君を愛していた。

不器用ながらに頑張って、弱いながらに精一杯に。




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