花火


「泣くなって!!」

「だって」

「買ってきてないって思ったんだろ?
ほら、安心しろ!!
お前が好きなジュースとおかしならちゃんと買ってきたから」

「違うもん!!
そんなことで泣いてたわけじゃないもん!!」

そう言いながらも、君の顔に少しずつ笑顔が戻ってきていることに、僕は喜びを隠せなかった。



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