花火
「大丈夫。
君ならどこでだって上手くやっていけるさ。
新しい出会いがあって、楽しい未来が待ってるよ。
大丈夫。
僕はいつでも君のこと応援してるから。」
僕は君にそう言って、満面の笑みを見せた。
これはさっきみたいに作ったものじゃない。
心から君を応援したいっていう気持ちだよ。
「うん。ありがとう……」
君は大粒の涙をこぼしながら僕に満面の笑みを見せてくれた。
「泣くなって!!泣いたら前が見えなくなるだろ?
せっかく前には楽しい未来が待ってるのにもったいないだろ!!」
僕がそう言うと、君は僕の方に指をさしてきた。