花火


僕がからかうと君は予想通りの反応を取ってくれる。

僕はそんな君を見て、満面の笑みで君の頭をなでた。

君は恥ずかしがりながら、満面の笑みで僕の方を見つめてきた。

そして、今度は君の方からキスをしてきた。

いつも僕からだったから、僕は驚いた。

君は唇を離すと笑顔で言ってきた。

「顔、真っ赤だよ?照れてるんだ!」

僕がいつも言う言い方で君が僕をからかってきた。

「そうだよ。照れてる!」

僕がそう言うと、予想と違った答えが返ってきたことに君は驚きを隠せなかった。


< 46 / 67 >

この作品をシェア

pagetop