アヴァロンドレイク
「レ、レグルス?何言ってんだ?ていうか何なんだよ?この格好?」
「(わかりました、わかりましたから一度たくさんの質問はやめてください)」
「あ…ごめんごめん」
「(まぁいいですよ、今私とご主人は一心同体です)」
「ま、マジで!?」
「(はい、マジです)」
「お、おう……続けて…」
「(まず、レグルスというのはアヴァロンの力を最大限に引き出し自分自身に取り込み自分の力にできる…それがレグルスです)」
「なんかすげぇな…」
「(そういう事を一言でまとめると『アヴァロンドレイク』と言います)」
「アヴァロンドレイクか…でもなんでそんな事が起きたんだ?」
「(それは、レグルスがアヴァロンにキスをしたら発動できるようになっているんです…だから……あの……ご主人は私に(///△///;)”)」
「……!?…い、いやあの……ご、ごめんなさい…」
「(謝らなくていいですよ……実はあの時私少しだけ意識があったんですよね」
「てことは……まさか…」
「(はい…聞いちゃいました……ご主人の告白(///ω///))」
「ぎゃああああああ!!!」
「(凄く……嬉しいです…)」
「死にたい…」
「まぁとにかくまたお前と会えて…よかった…」
「(ご主人……私もまた会えてとっても嬉しいです………話しそらしましたよね?)」
「い、いや!全然そらしてないよ!!嫌だなぁもう!!」
「あのさ…もういいかな?俺も大体わかったよ、でもお前が例えレグルスだろうが殺すよ」
「あぁいいぜ!かかってこい!!」
なんでだろう……全身から力があふれでてくる…今の俺ならいける!!
「うおぉぉぉオラァ!!」
バキッン!!
レイが右上から斬りつけようとするが黒刀は左腕でうけ、右腕でレイを斬り裂く。
「いっけぇ!!」
「グハッ!!」
レイはその勢いで壁に激突し傷を氷で固め始めていた。
「この野郎……さっきとカクが違う……!?」
レイは目を疑った……何故なら目の前が強大な炎があったからだ。
「悪いな…もう終わらせてもらう」
「(ご主人チャージ完了です!)」
「なっ!」
「行くぞ!!クリムゾンクロスブレイク!!!」
両手の刀が周りにあった炎が集まり、刀と刀を重ねてそのまま斬り裂くと赤い斬撃がレイを襲う。
「そんなバカな……ぐあああああああ!!!」
「はぁ…はぁ…終わったのか……」
「(終わりましたね……)」
「終わったのはいいんだが……どうやって戻るんだ?」
「(あ…)」
「な、なんだよ、その『あ…』って…まさか!?」
「(もちろん、知ってますよ!)」
「なんだよ…心配したじゃねぇか」
「(あはは…え〜とですね…『ドレイク』と心の中で言ってみてください)」
「お、おう」
「『ドレイク』」
黒刀の体が光り始め影が二人になった。
「目を開けてください、ご主人♪」
「う…うあ……!?」
「キュウビ…」
「本当にまた会えましたね…ご主人!」
「あぁ!本当によかった…あ!!大丈夫なのか!?傷!?」
「え?あぁ〜大丈夫ですよ、アヴァロンドレイクしたら傷は大体治るんですよ」
「そうなのか…ならよかった…」
「ごー主人!!」
キュウビは黒刀に抱きつき少し泣きていた。
「なんだよ」
黒刀はキュウビをなれでならが笑顔でいた。
「本当に…本当によかった…大好きですよ、ご主人♪」
「おまっ……はぁ…俺も好きだよ」
ゴゴゴ!!
ここの世界が少しずつ壊れ始めている。
「ご主人!早くここから出ましょう!!」
「おうよ!!」



「お兄ちゃんとキュウビちゃんどこ行ったんだろ?」
「本当だよ!ま、まさか二人でいけない事を!?」
「い、いけない事って!?」
「それはね、セッ…痛っ!!」
「お前は人の妹に何教えてんだ!」
「ただいまです!!」
「あ、よかったぁ…!?どうしたの、二人共傷だらけじゃないですか!」
「まぁ…いろいろあってな」
「そうですね……ご主人が私のファーストキスを奪ったり…色々ありましたねぇ」
「「え!?」」
「なっ!キュウビ、お前!」
「おに〜ちゃん…キュウビちゃんに何したの!この獣!!」
「神崎君……君…やっと男になったんだね!」
「お前らうるせぇよ!!そういう事はしてねぇよ!!」
「でもキスはしたんだ!」
「う…」
「もう知らない!!人が心配して探してたっていうのに二人は何処かでイチャコラしちゃって……(# ゚Д゚)」
「まぁまぁもう遅いですし帰りましょあ、ね!」
「そうだよ、そんなに怒ったってしょうがないよ?ハルちゃん?」
「快斗黙れ」
「ごめんなさい(´・ω・`)」
「後で覚えときなさいよ…お兄ちゃん……」
「なんで…こうなるんだよ」
キュウビは二人の手を握って歩いて行く。
「ほら、快斗!暗いんだから手……握りなさいよ!」
「へ?」
「ほら早く」
「う、うん」
「(¬_¬)じー」
「な、何よ!」
「別に〜」
「二人共いつの間にできてたんですか?」
「なっ!できてなんかない((٩(//̀Д/́/)۶))」
「は、ハルちゃん……お前の手……暖かいな…」
「え……ど、どうも(///△///;)””」
「「ジィィ──(。¬д¬。)──ッ」」
「なによ!?」
「「別に(・∀・)ニヤニヤ」」
「な…!?ニヤニヤすんなぁー!」











「ち、ちくしょう……あの時全身を氷でおおったのが助かったけど…くそ……とにかく『クロノス様』に伝えないと……覚えとけよ…黒刀…キュウビ…」
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