意地悪☆王子
『はぁー?意味わかんない!!きゃっ!』
いきなり芦田君が私の体を持ち上げて『こいつは貰っていくぞ』と言って教室を後にした。
『やぁっ、どこ触ってんのよ!降ろして!』
『降ろさない。』
もぅっ、いったい、なんなのよ!こいつ!
みんながこっち見てるよぉ。恥ずかしい(泣)
『放してっ!ぁんた強引すぎっ!絶対婚約者になんかならないんだから!』
芦田君が一旦止まって私を見れるように持ち上げた。
『いいのかぁ?この学校が潰れても…?簡単に潰れるぞ?』
はっ!!
しまった。えらい人なんだ!
『卑怯よ!そんなこと言って!私なんかよりもっと可愛い子はいるでしょ!』