永遠に...
手を差し出してきた。
私は、
その手を差し出してきた上半身から
首から上に目線を
あげた。


大きくもなく細くもなく
ちょうどいい大きさの目。

キリッと上がっていて少し厚みのある唇。
スッっと伸びている高い鼻。

そして
茶色の髪に、
茶色の瞳。

いわゆる整った顔。

そこらへんの芸能人よりカッコイよくて
モテそうな人だった。


『ほらっ。』

その人は、
さっきよりも
私の近くで手を
伸ばしてきた。


『いやっっ!!』

過去の出来事が
フラッシュバック
してきた。



私は、男の人が嫌い。
そして、怖い。
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