DETH
読み終えた俺は、その用紙をクシャッっと右手で掴んだ。
「ふざけんじゃねぇ…俺達を何だと思ってやがるんだっ…!?」
掴んだ手が、怒りを現すかの様に震えている。
俺が負ければ康太の右腕が返ってくる…しかし、その代わり俺の右腕が…
それに、もし康太が参加拒否をすれば…
いや、康太だって自分の右腕が返ってくると分かっていて、参加を拒否をするはずがない…
だから、そう考える必要はないだろう…
問題なのは“どんな対戦をするのか”だ…
普通の対戦ゲームなら得意だが、康太も俺と同様、色んなゲームを知りつくしている。
そんな奴に勝てる確率は低いだろう…
「っくそ…!!」
俺は怒りの半面、怖いのもあって汗が額に滲み出る。
そして、康太の参加を確かめる為ゲーム画面確認した。
しかし、まだ康太は参加していないようだ。
いつ、康太が参加してくるか分からない。
それまでにどんなゲームなのか、勝てる方法はないかを考えなければならない。
その為には…
俺はクシャクシャにした用紙を広げた。
「死者の森…」
一番最後の方に書かれた言葉…前にアクセスした時の事を思い出す…
できればここにはアクセスしたくない…
しかし、用紙にはレベル2の説明が書かれてあったが、肝心なゲームの内容までは記載されていなかった。
このサイトにアクセスすれば何か分かるかもしれない…
「よし…」
俺は勇気を出して、机にあるパソコンへと向かった。
と、その時――――――
ゲームを起動させたままのテレビから、“ピピピッ”と音がした。
「ふざけんじゃねぇ…俺達を何だと思ってやがるんだっ…!?」
掴んだ手が、怒りを現すかの様に震えている。
俺が負ければ康太の右腕が返ってくる…しかし、その代わり俺の右腕が…
それに、もし康太が参加拒否をすれば…
いや、康太だって自分の右腕が返ってくると分かっていて、参加を拒否をするはずがない…
だから、そう考える必要はないだろう…
問題なのは“どんな対戦をするのか”だ…
普通の対戦ゲームなら得意だが、康太も俺と同様、色んなゲームを知りつくしている。
そんな奴に勝てる確率は低いだろう…
「っくそ…!!」
俺は怒りの半面、怖いのもあって汗が額に滲み出る。
そして、康太の参加を確かめる為ゲーム画面確認した。
しかし、まだ康太は参加していないようだ。
いつ、康太が参加してくるか分からない。
それまでにどんなゲームなのか、勝てる方法はないかを考えなければならない。
その為には…
俺はクシャクシャにした用紙を広げた。
「死者の森…」
一番最後の方に書かれた言葉…前にアクセスした時の事を思い出す…
できればここにはアクセスしたくない…
しかし、用紙にはレベル2の説明が書かれてあったが、肝心なゲームの内容までは記載されていなかった。
このサイトにアクセスすれば何か分かるかもしれない…
「よし…」
俺は勇気を出して、机にあるパソコンへと向かった。
と、その時――――――
ゲームを起動させたままのテレビから、“ピピピッ”と音がした。