LOVEPAIN②
「確かに、服や下着とかは、
私が必要だったから別にいいです。
家賃だって、携帯電話だってそうです!
ただ、どうしても納得出来ないのが、
三つ有ります!」
三つだけ、
何故、私が払わないといけないのか、
納得出来ないものが有る
「え?
全部、お前に掛かった金なのにか?」
「この、
“鈴木広子父親 200000円”って何ですか?」
私はその記載された文字を指さし、
成瀬に突き付ける
「ああ。
それは、父親がお前を俺達に売った金額だよ」
「そんな事を訊いてるんじゃなくて、
なんで私の給料から引かれないといけないんですか?!」
「えっ?
まぁ、それは、阿部がそんなの会社の経費で落とせる訳ない、って言うから、
お前の給料から前借りな感じで、
処理したんだよ」