LOVEPAIN②
「――モモさん、私そんなにお金持って来てないです」
財布の中には、
1万6千円くらいのお金が入っているが、
ホストクラブって高額な金額を払うイメージ
そう思うと、今からビクビクとしてしまう
「え?広子、私の奢りに決まってんじゃん!
遠慮なく、今日は飲みな。
レン、とりあえずいつものシャンパン」
「おっ?いつものね?」
レンはそう言うと、
近くに居たウェイターのような黒い服を着た男性に、
耳打ちするように注文を告げていた
「あの、私飲めないですよ!
未成年ですから」
私は困り、
モモさんにそう告げる
多分、記憶に有る限りでは、
私は生まれてから一度もお酒なんて飲んだ事ないから、
いきなり今日飲むなんて怖くて出来ない