LOVEPAIN②


「えっ?未成年?
あっ、そっか。

とりあえず、口を付けるくらいでいいから」


モモさんは、私の空気の読めないような発言にも気を悪くする事はなく、

そう言ってくれる




「じゃあ、広子ちゃんの分は、俺が飲む!」


カズはそう言って笑う




「あっ、じゃあ、
広子にジュースか何かお願い。

オレンジジュースでいいでしょ?」



「あっ、はい。
お願いします……」


私はモモさんに頭を下げ、
辺りを見渡してみる



店内は沢山の男と女が居て、
みんな恋人同士に見えてしまう



私達のようなグループになってわいわい騒いでいる男女も居るが、

みんなの表情に色香を感じる


客もホストも





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