LOVEPAIN②

「――ナツキはこの店のNo.1だから、
さっきのカズみたいにヘルプで来ないよ。

呼びたいなら、
場内指名してみたら?

広子は新規だし、気に入ったのなら」


モモさんは夢中になってサッカーの話をしていたはずなのに、

私のナツキに対する視線に気付いていた




「あの、私は別に……。

ただ、凄くカッコいい人だな、
って思って。
思っただけで……。

だから、自然と目で追ってて。
見てるだけで満足です」


何故か動揺してしまい、

頬が赤くなってしまう




「広子って、面食いなんだ?」



「かもしれません……」



涼太にしろ、成瀬にしろ、
とりあえず二人とも顔だけはいい



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