LOVEPAIN②
「なになに?
広子ちゃんは、事務所の社長が好きなの?
えっ?
もしかして広子ちゃん、社長の愛人とか?」
そう話に割って入って来たのはレンで、
彼の中では社長と聞くとある程度の年齢だと思っているみたい
「もー、あんた煩いから黙ってて!
シー」
口に人指し指を当ててそう諭すモモさんに、
レンは、はい、と大人しく黙り込む
シャンパンの入ったグラスを持つと、
それを一気に飲み干し、
こちらを向くモモさん
今から、色々と追究されるのだな?と、
その目を見て気付いた