LOVEPAIN②

「広子って男見る目ないよね?
あまり男を知らないんだろうなー。

社長なんかの、どこがいいわけ?」




てっきり、冷やかされたりするのかと思ったけど、

返って来た言葉は成瀬を非難するよな言葉



少しだけ、モモさんでも腹が立った




「だから、顔がいいじゃないですか!」


フォローにあまりなっていないような私のその言葉に、

モモさんは吹き出したように笑う




「確かに、顔はねぇ~。

あれだけカッコいいのにナルシストじゃない所とか、
好感は持てる。

まぁ、社長は人としては好きだけど、
男として私はなんか無理なんだよねぇ~。

つまんない男だなぁ~って」


空になったグラスにレンがシャンパンを注ぐと、

モモさんは再びそれを一気に飲み干した



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