LOVEPAIN②

「でも、広子も社長と同類っぽい!

好きだと思い込んだら相手に一直線で、
四六時中その男の事を考えてそう。

重く、しつこい、って感じで。
ほら?依存症とかって感じ?」



「えっ?あの、私がですか?」


話の矛先が自分に変わり戸惑う



モモさんの目を見てみると、
酔っているのが分かる


今、絡まれているような状況なのだろうか?




「もし、広子と社長が付き合ったら最悪だろうなー。

良くて、バカップルで」



バカップル?




「それって、良くないのでは……。

ちなみに、悪かったらなんですか?」



「悪くて……。

なんかね、恋してる自分達に酔ってて、

障害なんか有ろうものならば複雑に考え込んでさらに盛り上がって、

二人が幸せになれる方法はこれしかない、とか言って、
心中とかしそうな」


アハハ、とモモさんは笑う



流石に心中はしないが、
モモさんの言ってる事は少し当たっているような気が……





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