LOVEPAIN②


「ああ。

ずっと広子が好きだった。

ずっと会いたかった」




相手が誰で有ろうと、
そんな台詞を言われたら
ときめくし、

その相手を意識してしまう


あれだけ恨んでいた相手でも、
それをさっぱりと忘れて、
少なからず好意すら持ってしまう




「――なら、願いが叶って、会えたね?」


どう応えていいか分からず、
そう言って笑ってしまう




「お前が店に入って来た時、
見間違いかと思ったけど、俺がお前を見間違うわけないよな。

突然、お前がAV女優になったって知って驚いて俺あんな事言ったけど、

お前だって色々有るよな?

あんな最悪な再会でもう二度と会えなかったら嫌だから、
追い掛けて来たけど、俺……」


須田は私の右の手首を強く掴む


逃げられないように



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