LOVEPAIN②
「うっせーな!
俺が大丈夫だって言ってるから大丈夫なんだよ!
それに、仕事なんて今はどうでもいいだろ!
お前の方が大事じゃんかよ!」
そう怒鳴られているのに、
私はその須田の言葉に胸が温かくなる
自分を必要とされているのだと
「でも…」
「仕事なんかそれでクビになったらなったでいいけど、
お前の事は良くない!
やっと会えたのに」
そうやって必死な須田を見ていて気付く
私をこのまま帰したら、
私はもう二度と須田と会わないつもりなのを、
彼は分かっているのかもしれない
多分、今のまま別れるのなら、
私は携帯電話の番号すら須田に教えないと思う