LOVEPAIN②
「――須田って、
けっこう見栄っ張り?
一番高い部屋だし……」
二人でエレベーターに乗り込むと、
沈黙が嫌で話し掛けてみる
「えっ?
見栄ってか、好きな女になら金使ったり尽くしたくなるもんだろ?
広子は今迄の女と違って、俺にとって本当に特別だし!
ぶっちゃけ、俺の初恋の相手で。
けど、無い袖は振らないから、
無理はしてないし、
気にすんな」
そう言って抱き締められて、
キスをされ、
もう迷う事もなく私は須田のキスを受け入れていた