LOVEPAIN②

須田は、ベッド近くのソファーの上に置いて有った
自分のスーツのズボンのポケットから、

スマートフォンを取り出すと、


「広子の携帯は鞄の中?」


そう言って、
同じくソファーの上に置いていた私の鞄から、

ピンクの携帯電話を取り出していた



そうやって勝手に私の私物を触る須田の姿が、

小学校の時と変わっていない


何度か、宿題の答えを写させて欲しいとか言って、
勝手に私のノートとかを机から出していた



まぁ、今はあの頃感じたような嫌な気持ちはなく、

そんな姿も相変わらずだな、と思い、懐かしい




< 259 / 476 >

この作品をシェア

pagetop