LOVEPAIN②
須田は、ベッド近くのソファーの上に置いて有った
自分のスーツのズボンのポケットから、
スマートフォンを取り出すと、
「広子の携帯は鞄の中?」
そう言って、
同じくソファーの上に置いていた私の鞄から、
ピンクの携帯電話を取り出していた
そうやって勝手に私の私物を触る須田の姿が、
小学校の時と変わっていない
何度か、宿題の答えを写させて欲しいとか言って、
勝手に私のノートとかを机から出していた
まぁ、今はあの頃感じたような嫌な気持ちはなく、
そんな姿も相変わらずだな、と思い、懐かしい