LOVEPAIN②

ホテルから出ると、
私も須田も手は繋いでいたけど、

気恥ずかしくて目も合わす事が出来ずに、
二人共俯いていた



ホテル街から少し離れた所で、別れる




「あっ、これ」


須田は繋いでいた手を離すと、
ズボンのポケットから二つ折りの財布を出して
その中から一万円札を抜くと、

私に握らせた




「えっ?何これ?!」



まさか、お小遣い的なもの?!


援助交際とかによく有るような……




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