LOVEPAIN②

「ど、どうしたんでしょうかね?」



そして、その原因の原因にも思い当たった



早立良太の、せいだ!!


須田ではないと思う……



もしかして、
成瀬の指の爪?!




「こちらも、塗り薬出しておきますね」



「――はい」




検査の為の採取はすぐに終わり、

女医さんには、結果を聞く為に一週間後にまた来て下さいと言われた






診察が終わり、再び待ち合い室で待って居ると、

名前を呼ばれ窓口でお会計をして、
その塗り薬を貰った




「――こちらの塗り薬は、
患部をしっかりと乾かしてから塗って下さいね。
お大事に」


窓口に居た女性にそう言われ笑顔を向けられたが、

股が裂けて薬を出して貰った私を笑っているように見えてしまう



そんな場所が裂ける理由なんて、
限られている




本当に、恥ずかしい!!







< 307 / 476 >

この作品をシェア

pagetop