LOVEPAIN②

「――だってお前、
俺が社長さんの名前見て女だって勘違いした時、

なんで本当の事言わなかったわけ?」



「そ、それは……。

須田に成瀬さんとの事、
変に誤解されたくなくて」



誤解ではなく、
本当に何か有るから知られたく無かった




「――そっかぁ」


そう言った須田は、
納得したのかしていないのか、
よく分からない




駅迄の道中は、
もう成瀬の事が話題に出る事は無かった






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