LOVEPAIN②
「――平気なんですか?
成瀬さん、私が……」
あなたの目の前で
そうなっても
「ああ。仕事だから。
脱いで」
成瀬は私の背後に回り、
平然と私のガウンを脱がせる
私は気が抜けたように、
逆らわずにそれを脱がされた
ピンクのベビードール姿になると、
もう逃げられないんだな、と、
さらに追い詰められて行く
手だけじゃなく、足迄震えてくる
下着の上に透けているベビードール姿の私を、
特に誰もいやらしく
気を引かれたように見ないのが、
救いだった