LOVEPAIN②

「――あっ、そういえば、
スーパーの件、ありがとうございます!」


私は慌てて、話題を変える


このままだったら、
成瀬に泣き付いてしまいそうだと思った



須田から逃げ出したいって、

自分の中で芽生え始めている気持ちが、
どんどんと大きくなりそうで怖い



須田は、悪くないのに




「は?
スーパー?」


眉間に皺を寄せてそう訊き返され、
たじろいでしまう



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