LOVEPAIN②


須田は夕べも仕事の後、

私の部屋へ真っ直ぐと帰って来て、
今は私の隣で眠っている



お客さんとアフターに行く時は、
相変わらず日が昇る迄帰って来てはくれないが、
彼は私を一番大切にしてくれている


だから、これ以上に何も望む事もないのに、満たされない




時刻は、もうすぐ昼の12時になる



須田を起こさないようにそっとベッドから出る時、

床に下ろそうとした足にごみ箱が当たる


覗くと、中に有るティッシュや破いたコンドームの袋が、
夕べの事を物語っている



夕べが、3度目だった


2度目は、生理が終わってすぐに





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