LOVEPAIN②

武石健の右手が、
段々と私の下半身の方へと降りて行く



相手が代わっても、
する事って大して変わらないんだなぁ、って、

セックス自体が
滑稽に思えて来た



何処か冷めているのに
私もちゃんと反応していて、

そんな自分も滑稽に思える




自分の下半身の方には、
武石健が居て、

目の前には、
そんな私をのぞきこむように2台のカメラが



そして、音声を拾うマイクが私を捉えていて、

コウジロウさんも仕事をする男の真剣な表情で私を見ている



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