LOVEPAIN②

「そうなの。
とりあえず、一本目をリリースしてから反響見て、
契約を更新するか決めてたけど、
広子ちゃんは大丈夫。

で、半年の6本契約に変更!
また滝沢に俺からも言っとくけど、
成瀬ちゃん、面倒だけどまた契約し直して」



「ありがとうございます!」


そう言った成瀬の声が嬉しそうで、

やはり私はこの人にとって商品なのだと改めて思わされてしまう



私の仕事が上手く行くと言う事は、

また私は彼以外の男性と……




「広子ちゃんはいいよね!
俺撮っててゾクゾクとしたから」



「ありがとうございます。
コウジロウさんにそう言って頂けて、光栄です」


次は成瀬が礼を言う前に、
私が頭を下げた



そんな私を、成瀬は少し神妙そうに見ている



私のその態度が、意外そう



別に今の私は自棄になってる訳ではなくて、

仕事としてはそれが上手く行く事は有り難いのだと思っているから



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