そこにある…悲劇
息子と息子の先輩とハムスターのマイケルのお話し 6

自転車を走らせ、やっと辿り着いた動物病院の診療は6時に終了していた。

諦めきれず入り口に表示してある電話番号にかけても留守電

近くのコンビニで他の病院がないか聞いてみたけど、わからないとのこと…104に聞いてみたらと言われ問い合わせてみたら1件だけどうにか自転車で行けそうな所を教えてもらい、すぐに電話をかけてみた…

終了を知らせる留守電

親元を離れた高校生二人に出来ることなんて知れている

そして息も絶え絶えのマイケルをかごに入れたまま 、無言の二人は寮に戻ることにした。

寮の敷地に入った時には既に、マイケルの息は絶えていた…続く
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