消える前に……


「これからどうしよっか?」


俺がそう言うと、

綾は少しだけ迷う素振りをしてから

すぐに返してきた。


「お腹すいたから、どこかお店入ろ?
で、それから修くんの家に行きたい!」


「俺の家!?
まぁ良いけど…。」


「やったー!!」


綾は子供みたいに、

大喜びしていた。


俺たちは、

駅に向かいながら

近くのファミレスに入って行った。


そこで、

俺がパスタを注文した。


「私も同じの!」


綾は元気よく店員にそう言った。


「綾って子供みたいだな!」


俺がそう言うと、

綾は笑顔で返してきた。


「はは!一度言ってみたかったんだ~!」


俺たちは、

今日見た映画の話しとかをしながらパスタを食べた。


パスタを食べ終えると、

綾はすぐに俺に言ってきた。


「じゃぁ修くんの家行こ!」


そう言って、

綾は俺の手を引っ張って行った。



< 106 / 503 >

この作品をシェア

pagetop