消える前に……
「これからどうしよっか?」
俺がそう言うと、
綾は少しだけ迷う素振りをしてから
すぐに返してきた。
「お腹すいたから、どこかお店入ろ?
で、それから修くんの家に行きたい!」
「俺の家!?
まぁ良いけど…。」
「やったー!!」
綾は子供みたいに、
大喜びしていた。
俺たちは、
駅に向かいながら
近くのファミレスに入って行った。
そこで、
俺がパスタを注文した。
「私も同じの!」
綾は元気よく店員にそう言った。
「綾って子供みたいだな!」
俺がそう言うと、
綾は笑顔で返してきた。
「はは!一度言ってみたかったんだ~!」
俺たちは、
今日見た映画の話しとかをしながらパスタを食べた。
パスタを食べ終えると、
綾はすぐに俺に言ってきた。
「じゃぁ修くんの家行こ!」
そう言って、
綾は俺の手を引っ張って行った。