消える前に……


「修くんらしい部屋!」


「俺らしいってどういう意味!?」


「ん~?秘密!」


「何それ!?
まあ、イスにでも座りなよ」


俺はそう言いながら

勉強机のイスを綾の近くに置いた。


そして、

俺はベットに座った。


すると綾は、

イスには座らずに俺の隣に座った。


「何か緊張する!」


綾はそう言いながら、

部屋のなかをきょろきょろと見回していた。


すると、

綾は本棚の上に飾ってある写真を手にとって、

俺に聞いてきた。


「これって朋樹君でしょ~?
それと…もう一人の子も友達?」


「朋樹って昔から変わんないな!
それと…ん?」


俺は、

もう一人の子が誰だかわからなかった。


その後も、

写真を見ている時、

所々で覚えていないところがあった。



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