消える前に……
しばらく話をしていて、
学校の話題になったときに、
俺が聞き忘れていた
宿題があることを知った。
「早く帰って宿題やらなきゃ!」
そう言って、
携帯の時計を見ると、
もう2時近くなっていた。
「やばい!
もうこんな時間だ!」
俺がそう言って、
携帯を見せると
綾も驚いていた。
「ずいぶん話しこんじゃったね。」
「宿題はもう諦めよ…。
明日写させて?」
「わかった。
じゃあまた明日、勉強会でね!」
「うん!じゃあね」
そう言って、
俺たちは青西公園を出た。
家に着くと、
俺はすぐにベットに倒れこんだ。
『明日みんなにも話そう』
そう心に決めて、
俺は瞼を閉じた。