消える前に……



そして、

旅行前日-




俺は明日からの旅行が

楽しみで布団に潜っても

全く眠れなかった。


「全っ然!眠れない!!
旅行の前日になると
眠れないなんて…
こんな小学生みたいな姿、
一輝に見られたら、
いつも一輝のことを
子供みたいと言って
笑っていたのが
逆に笑わちゃうな……」


俺はそう呟きながらも、

布団に潜っていた。


早く寝ないと、

明日起きれなくなる…


そんなことを

考えているうちに、

いつの間にか眠ってしまった。


俺って本当に

小学生みたいだな…


そう思うと

少し悲しくなった。



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