消える前に……
部屋の扉を開けて
すぐのところに、
腹を抱えて笑っている
二人がいた。
「お前ら超最高!!
俺らに負けず劣らず、仲良いなあ!」
俺は朋樹のその言葉に
反論できずに、
立ち尽くしていた。
荷物の整理が途中だったから、
俺は部屋に戻り、
荷物の整理の続きをした。
でも綾と顔が合うと、
さっきの写真を思い出してしまい、
恥ずかしくなって、
いつものように顔を
見ることができなかった。
そして俺たちが荷物の整理が終わり、
ホテルを出ると、
俺たちは一輝の車に乗り、
この町を出た。