消える前に……
◇俺は…
旅行も終わり、
夏休みも終わり、
俺たちはまた
いつものように早く起きて、
学校に行く生活が始まった。
最初はまた慣れない早起きが
つらかったけれど、
少しづつ慣れてきて
早く起きるのが
習慣になってきた。
今日もいつものように
早くから学校に向かって
歩いていた。
「夏は暑い暑い言ってたのに、
もう朝はだいぶ寒くなったな~。」
朋樹が俺に向かって
そう言ってきた。
あんまり気にしていなかったけれど、
季節は秋になり、
だいぶ肌寒い季節になってきた。
「そうだな~。
もうあと少ししたら冬だしな。」
そんなことを話しながら、
学校に向かって
歩いていた。