消える前に……
嬉しかったり、
悲しかったり、
楽しかったり、
辛かったり……
読んでいくと、
今までの思い出が
うっすらと頭の中を
横切って行った。
いろいろなことがあったな……。
その中で俺は
本当に多くのことを感じ、
本当に多くのことを
学んだと思う。
だけど、
なかなか変われていない自分が
すごく悔しかった。
だから、
俺は床を思いっきり殴った。
「痛っ!」
左手で床を殴った時に、
薬指に痛みが走った。