消える前に……


大丈夫……



俺の決意は

もう揺るがない……。


大丈夫。



俺は自分に言い聞かせるように

そう言うと、

布団の中に入り、

眠りについた。


それからの1週間は

待ち遠しさもあって、

朋樹やみんなと学校で話したり、

帰りに家に寄ったりと

楽しい毎日を過ごしているうちに

瞬く間に過ぎて行った。


そして土曜日の朝、

俺は目覚ましが鳴る前に

目を覚まし、

自分で目覚まし時計を止めた。


「今日は楽しもう!」


< 349 / 503 >

この作品をシェア

pagetop