消える前に……


2年の初めの日。


俺、真っ暗だったんだ…。


明るいもの…

全然見えなかったんだ…。


だけど綾と出会って、

見える物が

どんどん

明るくなっていったんだ。


本当に綾ってすごいよ…。




そんな大切な綾だから…


新しい人生を

歩んでほしかった…。


俺なんかに

縛られてほしくなかった…。


だから俺は

綾に別れを告げたんだ。


綾を自由にするために。


本当に辛かった…。


だけど綾には

本当にたくさん

迷惑かけたから、

これ以上

迷惑はかけたくなかった…。



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